うちの奥さんがfacebookで記事を紹介してくれるので、こちらのブログあまり書いていないのに訪問者がそこそこあります。

私の最近の整體の大きな関心事は自然に学ぶことであり、毒を出すこと。
前にも何度か書きましたが、自然栽培における畑の土作りと身体づくりはよく似ていると思います。
もっといえば、慣行農法で疲弊した圃場の土を無農薬無肥料栽培の出来る土にしていくことと、不定愁訴やアレルギーよくわからない体調不良を自然療法で治していく勘どころがほぼ同じであるのです。
その中でひとつ大きなことが、畑の場合肥毒が溜まった硬盤層を壊して毒を抜くことです。
これを何とかしないと自然の循環がうまくいかないようです。
人間にもこの硬盤層に似た変な浮腫みの層を私は臨床で感じます。
それをなくさないとどんな良い治療しても直ぐ戻るんだなというのが最近の私の思いです。
良い循環に変わらないわけです。

自然栽培でもこの冷えた硬い層を物理的に崩して風化させたり、よく肥料を吸い上げる植物に吸わせたりします。
私も臨床で物理的に流すようなことをします。
ナツメ堂に来られた方はお分かりでしょうが、めっちゃ擦られます。
それなりに上手くいっていると思うのでそれでいいのですが、昨日ちょっと面白いものを見ました。
物理的なやり方でではない方法で畑の硬盤層を柔らかくするというものです。
それは、硬盤層の土を少し取りそれを煮て土のスープを作り、その上澄みに光合成菌や酵母菌を混ぜたものを散布するとこの硬い層を柔らかくできるのですと。
ヤマカワプログラムというものでした。

何度もいいますが、土づくりと人づくりはほぼ同じと思っていますから、
「これ人間だとどういうことに当てはまるのかなぁ?」
法則性を探しています。
まだ答えが出ていませんが、何かしらが見つかればまた面白いことになりそうです。

この層があると何がいけないかということは色いろあるみたいですが、私が共感する話は、
「作物は「窒素」「燐酸」「カリウム」ではなく『土素』『火素』『水素』のエネルギーでから出来ている。硬盤層があると地球から湧き上がってくるエネルギーを作物がとれない。」
的なお話。
まんま人間も毒の層があると自然の気が充分に入ってこないんじゃないでしょうか?

で、とはいえ、この層だっていいも悪いもないのであります。
それで親の敵みたいにぶっ壊すとは違ったやり方が農業の方であるなれば、整體にも何かヒントになるはずだと。

これから暫く思考錯誤は続きます