2013年01月

まぁ、治療について考え方や方法論についてアレコレ分かったようなことをいつも書いています。
本当は彷徨っているだけですが。
そして、より良い治療にしたいと思っています。
しかし、究極的には「どうでもいいじゃん」てことも頭の片隅にあります。

そこを辿って行くと、
「あぁ、最終形はこんなんかなぁ」
というモノが見えてくるのは
奇跡のおむすび?の佐藤初女さん。
「森のイスキア」を主宰されている方。
映画「ガイア・シンフォニー2番」にも出ています。

みんながはるばる青森の片田舎の「森のイスキア」により、
共に食卓を囲み、お話をして、数日したら帰って行かれるだけみたいですが。
それで癒され元気が出て前向きになって生きて行かれるようになる。
帰りにお弁当にとくださった「おむすび」で何故か自殺を思いとどまる青年もいたり。
何なんだと?
初女さんはステキな方ですが普通のおばあちゃんて感じです。
そして、特にカウンセリングや治療を施すわけでもなく。
もちろんそういう目的で作られたわけではなく、何故か相談事を持ちかけられている事が多く時間がかかってるうちに御飯時になって、一緒に御飯食べてってことが段々広がってこんな形になったようです。

何尋ねるわけでもなく、
お話を聞いてあげて、
心をこめた食事を共に食べ、数日同じ時間を過ごす。

このへんまでいくとどっちかって言うと人徳だなぁって感じです。

整体と言う形は死ぬまで続けるでしょうから、
「イスキア+ちょっと整体」
みたいなことを心に描いているのかなぁ。
無制限に時間をかけ、
治療後にお茶とお菓子でおもてなしするのもそういう事が頭にあるからなのかもしれないです。
最後の親孝行はこんなことかなぁと思ったのもこんなことだったし
http://ameblo.jp/tenleeciao/entry-11446696059.html

究極は「森のイスキア」
先は長い^^

治療家歴も二十年になるが、いまだに自信と不信をさまよう
何が良くって何が悪いか?
「これでいいのだ」という思いと、
「今ある全ての治療法も含め、自分もみんなも根本的に何か勘違いしてるかもしれない」という思いが同居する。
と言って、答えが出ているわけでも手がかりがあるわけでもなく、そう悩んでるわけでもない

結局、目に見えることを
「こういう形にしておけば、自然治癒力が働いて治っていくんじゃないかな?」と思えるようにしていくんだけど、
時々「キタ━(゚∀゚)━!」と思う瞬間がある。
何かに触れたような瞬間が。
そして、患者さんの顔がパッと明るくなる。
もっと言うと目が変わる。
その場の気もパッと変わる。
なぜか、治療が届いたと思う。
年に何度もない。
何をすればなるということも決まってない。
というかわからない。
ボキッといった時もあれば、ゴリゴリっとした時も。
いろいろ手をかけずそれだけ出来ればいいのかもしれないし、いろいろやるからそこに行き当たるのかもしれない。
果たしてこれを追い求めていいのかも分からない。
でも、結果の善し悪しの手がかりではあると思う。
でも、手がかりがない。
何かに触れた感じの何かが何かもわからない。
が、キタ━(゚∀゚)━!と思う瞬間はかなり気になる。

昔のことをちょいちょい書いてるんで、思い出すことも多い。

自然カイロ(現パーフェクトカイロ)お勤め時代の治療。
使う道具はもちろん加瀬式
ヒットマッサー
キネシオテープ
クライオパック
他にも逆さ吊りとか、西式健康法のKWVベッドや、干渉波、超音波とかもありましたけどね。
そういえば、加瀬先生が超音波の使い方の本出してました。

てな話はどうでも良くって。
主な検査は、キネシオテーピングで教えているスクリーニングテスト、筋肉テスト、腹診だった。
はっきりした症状がある方は、その部位の整形外科的テストなんかもしていた。
この頃のテーマは腹圧をとるということと抗重力だった。
筋肉テストも症状部位のテストと、おもに下肢を腹診に対応させたものと両方だった。
腹診の考え方は、加瀬理論と積聚治療と一般的な腹診がミックスしたようなだった気がする。
ね、みんなゴチャ混ぜでしょ
異常な腹圧を、物療とクライオとヒットで抜くという作業をスタッフがしていた。
ヒットは四肢、主に下肢だけで腹圧を取っていた。

腹圧を抜くような治療をすると、身体の動きがかなりはっきり変化していた。
このあたりの腹圧はこういうやり方で抜くっていうような知恵もついてきて。
下腹部は腎に影響して腸腰筋に作用するから、こうやってヒットを打ってこう下腹部の圧力を抜く。そうすると腸腰筋が強くなる、みたいなね。
なわけで、異常な腹圧を取ると、筋肉の働きや関節の可動域がニュートラルになる。
重力にしっかり抗するようになる。
自然治癒能力が高まる。

で、いいところ加減にして院長へ渡すと。
うまくすると、この時点で治療の半分以上が終了することもあった。
そっから、それでも残った症状を攻める。
背骨の調整をする、キネシオテーピングで筋のアンバランスを是正する。
クライオパックとキネシオテープで自己治療してもらう。

私が考えたわけじゃないけど、意外や意外によく効いてたなという実感がある。

あの頃、岡根先生含めて治療歴十年未満だもんねぇ
本見ていらっしゃるから、難しい患者さんが結構いらしてたし。
必死だったね。
よくやってました。

て考えると、やっぱり「人間の体は風船である」という加瀬語録が頭に浮かぶ。
多くの体調不良は、体液と膜性のものかなぁって気もする。
もちろんそれで治んないものにぶつかって、更に色んな事考えるんようになったんですけどね。

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