2009年06月

施術中お話していたら、
「最近、よく頭痛がするんです。前は頭痛とかなかったんですけど…」


施術のせいか?
ヤバイ(ーー; )
いや、そんなはずはねぇよ。


「水分とか摂れてますか?」
「いまデトックスプログラムていうの試していて、1日2リットルは摂ってます」

撃沈(><)

ん~
ん~

「何でしょうねぇ …」
「何でしょうねぇ … あっ、」
「塩分とってください」
「塩ですか?」
「はい、暑いし、運動しているし、汗かいてるのし、水分摂ってて頭痛は、きっと塩分が足りてないからです」





3週間後の施術
「あの後、頭痛どうですか?」
「おかげさまで、塩分摂るようにしたらなくなりました」
(^▽^)

数年前のポカリスエットの宣伝でも言ってたでしょ。
工事現場の工夫に、水と塩化ナトリウムの錠剤を摂らせるようにしたら、熱中症で死ぬ人がいなくなったって。
水も大切、ミネラルバランスも大切。
汗とともに塩分も出てしまっています。
ご注意を。

一体感のなさを感じているということに対して以前書きました。

ひとつの答えに近づくことが出来そうな気配があります。

患者さんの身体(皮膚・衣服)と、施術者の手のひらが物理的な境界線です。
第1段階としてはココの手の当て方です。
手を当てる患者の身体のラインにピッタリ沿うこと、圧力がほぼ一定であることが大事です。
多くの場合、指先に力が入りすぎてしまいがちです。
これに関しては、散々練習してきたので、まあまあ出来ていると思います。

今回考えているのは、その次のことです。

これは、感覚的なものになってきてやや怪しいのですが、境界線を移動させるのです。
境界線を施術者の手のひらの内側か、患者のほうへずらすのです。
もちろん物理的にはありえません。
イメージの中でずらして行きます。
試していませんが、完全に融合させてしまうと治療になりにくいような気がします。
だから、接触面のある部分だけをイメージの中で実際のものとずらして、擬似的に融合させます。
そこで一体感を得られるのではというものです。

私の感覚では、手のひらの内側骨の辺りに境界線を持っていくとやりやすいように思います。

さあこれでうまくいくかどうか?

キネシオロジーの筋反射を使うとき、スイッチングの問題があります。
身体の電気的、神経的な混乱があって筋反射が正確にテスト出来ない状態です。
これは、患者側だけでなく、施術者側のスイッチングも影響します。

筋反射を臨床に使い始めた当初、自分のテストの精度に不満だった原因の多くがスイッチングの問題だった気がします。
と、言いながら今もスイッチングは最低限しか取りませんが。
それでも、かなり精度が変わります

筋反射と同じようなテストで脚長差をみる方法があります。
その他、ダウジングなども筋反射に近い生体反応をテストに使って行います。
しかし、その手の方法を使われる方達はあまりスイッチングの事を言わないみたいです。
O-リングも細かい条件設定があるけど、スイッチングについてはいわないみたいです。
脚長差などは、スイッチング以外にも、頚椎や骨盤の影響を排除しなくてはいけないだろうと思うのだが。
それも言われている気配はないです。

私はスイッチングの影響は、かなり大きいと感じています。
ということは、筋反射に準ずる方法をテストに使っている方で信頼性の低い筋反射を使っている方が、かなりの数おられるのでは…。
スイッチング、気にかけてみて下さい。


この線で考えていくと、ある種の直感を使う診断もスイッチングの影響を受けるのではと。
いわゆるリーディングというものもです。
エドガーケーシーのように、強力な変性意識状態なら別でしょう。
カードリーディングとか、殆ど覚醒状態の場合は、やはり肉体的なスイッチングの影響を受けるのでは?
と、考えます。
いかかでしょう。

整体、カイロプラクティック、オステオパシー関係の方ならご存知の法則です。

 尾骨  -  蝶形骨
 仙骨  -  後頭骨
腰椎5番 - 頚椎1番
腰椎4番 - 頚椎2番
腰椎3番 - 頚椎3番
腰椎2番 - 頚椎4番
腰椎1番 - 頚椎5番
胸椎12番 - 頚椎6番
・・・  -
・・・
・・・
と対応しているわけです。
たとえば、
「腰椎5番に変位があると、頚椎1番にも問題が起きてることがありますよ」とみます。
そうでない場合も多いので、そういうこともあるかも位にしか考えていませんでした。
私にとっては、治療で頭に浮かんでくることがほぼない法則です。
でも、先日初めてといっていいくらいなんですが、この法則が上位に浮上してきました。

頭痛、首肩コリと腰痛の方
上部頚椎の左側がめちゃくちゃ固いのです。
やや左後方変位して固着している。
どうするかいな?
「・・・」
“ビビッ!!!”
「あっ、ロベットブラザー」
下部腰椎、確かに同じように固い。
上部頚椎は同側変位だから、
腰椎4番5番の左側を押圧しながら上部頚椎を触診。
AKのチャレンジみたいなもんですね。
「おっ、いけそう!」
細かく確認して腰椎4番に狙いを定めて、このときは、押圧でジワッと矯正しました。

すると、

首、くにゃくにゃ~(*^^)v

たまにはやるな、ロベットブラザーズパターン
おそるべし。

でもさ、このインスピレーションて何処から来るんだろ?

食品器械というものがあります
おにぎりやお寿司を作ったり、大根の妻を作ったり。
難しい串打ちや餃子作り。
もう出来ないことは無いんじゃないだろうかというくらいです。
一つ一つの機械は決められた作業しか出来ないけれど、プロのレベルです。

治療業界にも器械はあります
低周波、中周波、高周波、干渉波
超音波、、超短波、赤外線、レーザー、バイブレーター

使い方をうまくすればそれなりに効果があります。
時間つぶしみたいに使われていることのほうが多いですけど。

カイロプラクティックの世界においてもあるんです。
背骨を矯正する器械、アジャスターが。
日本に入ってきたのは10年位前だったと思います。

プローブを椎骨に順番に当てていきます。
パチン、パチンと検査のための衝撃が入ります。
そのフィードバックをコンピューターで解析して「○番目の背骨がズレてますよ」と教えてくれます。
指示のあった椎骨にプローブを当てると、バチ!バチ!バチ!バチ!と打ち始めます
矯正が始まります。
矯正が完了すると自動的に止まるんです。

メチャメチャ賢いです(@_@)

そしてこれがまたそう悪くないというか、結果がかなりいい(ーー; )
きちんと椎骨に当てることさえ出来れば、カイロプラクター要らない?
というくらいです。
実際すべてこれで解決できるわけじゃないんですが、出来は最近の食品器械並み。
カイロ業界も職人不要の時代か?

機械に追い越されない様にしなきゃね。
技と知識の鍛錬は続きます。

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